20230315 AM9:05 晴れ 気温-1℃
野鳥を観察して、さえずりを集中して聞いていると鳥同士の会話の片鱗を見つけることができる。もちろん何を意味するかは分からないけど、一方の小鳥の鳴き声にもう一方かもしくはその他複数が反応して鳴き返す。何を喋ってるんだろう…と想像すると楽しい。
さらにこれに動作が加わるともっと面白くなる。
何かに反応して慌てて急旋回する、仲間と追いかけっこする、樹液や樹皮を突く。それぞれのさえずりはやっぱりなんとな〜く、違う気がする。実際に最近の研究ではシジュウカラは単語を組み合わせてコミュニケーションを取るということが解っている。
モモンガの森は春を迎え、小鳥の楽園のようになってきた。生き物の気配が薄く、厳しい冬を見てきたからこそ自然の変化に驚く。雪が割れ、水芭蕉が覗き、あれだけ静まり返っていた森に土の匂いが戻ってきた。
家から折りたたみの椅子を引っ張り出し、モモンガの森に持っていって適当に陽の当たる場所に広げてどかっと座る。両足を雪のうえに放り出し、あとは別に何もしない。飽きたら少し歩いてまた観察を続ける。
この冬いちばんの大所帯となった巣穴の痕跡はこんなに派手だった。
また来年、モモンガたちに会うために足跡を記録しておく。
雪が溶けて現れた大きな樹洞。何かが冬眠していたのか?これもノートに記録…。
南富良野町は山脈に囲まれていて、ほとんどが森。
モモンガの森は恐らくそのうちの1%にも満たないでしょう。まずはこの1%から観察し何とかして守ることができればと思います。