わかさぎはどこ?

すべての氷が溶け急速に水量の増している、かなやま湖。沢から冷たい雪解け水がザブザブと流れ込んでいてウェーダーを履いていても足先に強い冷えを感じた。

南岸を走り、ときおり車を止めて湖面を覗き込んでいると、冬と違い周辺の森は賑やかだった。馴染みのあるアカゲラのきょんきょんという鳴き声に混じり、ヤマゲラや鮮やかな黄緑がきれいなカワラヒワ、ふんわりと飛ぶ番のミヤマカケス、いつまでも車の前を飛ぶキジバト、飛ばずに歩くハクセキレイなどなど。豊かな森と水に嬉しくなる。

インレットの水温は6℃、ワカサギはどこにいるのか。改めて水の張った湖の広さを認識してやや呆然としつつも、ヒントを探し観察を続ける。やっていることは自体はモモンガの巣穴探しとそれほど変わらないが、要素が多く複雑さが増す。

ワカサギの産卵、水温の移行、ウグイの産卵、すべてがイトウの生態に関わり釣り人に関わる。ほとんど観察とポイントのチェックに費やし、二日間ロッドを出したのはほんの数時間だけとなったが有意義だった。

雪解けの増水が収まり次第、イトウの産卵も始まる。2023年も4月15日より空知川上流域各支流は産卵保護区となります。イトウを通して自然を学び、大事に釣り、楽しむことで保護への理解も深まります。釣り人のみなさん、どうか紳士でいましょう。

今後このブログではエゾモモンガだけでなく、南富良野町周辺でのフライフィッシングについても発信していきます。春のエゾモモンガを追いつつ、5・6月はかなやま湖で春のイトウフィッシング。わかさぎやウグイの産卵に合わせて動くイトウの生態を知りたいのです。

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