ここ数日、森で見かけるエゾモモンガたちがペアになっている。
複数個体の集団が分散し、これから交尾期が始まるので当然といえば当然なのだが、観察を通してこれに気づいたときの純粋な驚きと喜びは…おお、これがセンスオブワンダーだ!と思ってしまった。
自分の知らないところで雄と雌の追いかけ合いがあったり、森の中は結構騒がしいんじゃないだろうか。
4月上旬から5月上旬にかけて出産があり、子育てが始まる。ここらの雪解けは4月下旬頃、まだ雪が残り笹が寝ててくれれば見つけることができるかもしれない。
冬に備えて脂肪を蓄え、白くてふわふわの見た目だったモモンガは暖かくなると夏毛に変わり茶色っぽくなる。ますます木に化け、痕跡は植物に紛れるだろう。
この時期の食料はヤナギ類やシラカバの若葉などが主食となるようなので、繁殖もそれらの植物の成長に合わせて行われることが予想できる。若葉の出たての頃はまだ見通しがよく、発見が容易だろう。
本業のフライフィッシングも忙しくなりつつある。この時期から川が気になり運転がおろそかになるので、とても危ない。
川だけじゃなく今シーズンから森も気になるようになってしまった。気がつくと樹洞を探して木を見つめている。