ヤマメとほっちゃれ

9月のある日、ひんやりと冷たい空気を感じながらサクラマスの上がる川でリサーチ。
夏枯れも過ぎ、秋の雨のおかげで水量が戻った様子。各ポイントのニジマスは用心深くなり、春のような大胆なライズは何処へやら。フライは小さく、ライズも小さく。見逃さないよう慎重に歩かなければ、望んだ結果は得られません。

#14クリーム系のメイフライパターンに反応あり。秋らしいサビの入ったヤマメ。あんなに生命力に溢れていた河原のフキも茶色く萎れ、森の見通しが良くなった。

のんびり秋を堪能したあとは護岸脇の大岩が沈んだポイント。すとんと沈める重めのニンフでトレースすると、掛かったのはかなりの重量級。ラインをほとんど出していなかったので1m走ったときにティップごと振り回される感じで反応が遅れ、呆気なくサヨナラ。
あちゃーと思った瞬間、10m下流で怒りの大ジャンプ。水面を盛大に叩く音と波紋だけが残った。

それにしてもティペットをぶっち切って数秒のうちにあそこまで走ったのかと驚き。秋のニジマスはとんでもね〜です。皆さんもどうぞティペットとノットのチェックは夏以上に小まめに。

ここから海まで遥か数百キロ。ほっちゃれを見ると良くぞここまで来たと思うと同時に、自然への畏敬の念を感じずにはいられない。この死骸がまた森を育て生態系に還っていく。

秋が日に日に深まり、どんどん寒さくなってきている南富良野。ストーブの試運転をしてみるとエラーが出てこちらもご臨終。中古で買ったストーブですが、こいつは生態系にどれくらい還るのか。そんなどうでもいいことを考えていると、早く新しいのを見つけてこいと怒られました。

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