朝が良さそうな巣穴

本州の解禁の話題やSNSで流れてくる渓流の鱒たちを見ていて、我慢ができなくなり日中は川へ。
ときどきガイドが凍りますが、寒さのレベルが下がったようで快適。ゆったりとフライをスイングさせながら春からのガイドに向けてジャケットや靴を新調しないといけないので、何を買うか考えつつ、ぼーっとしてると突然シカが鳴いてびっくり。3頭が目の前の流れを豪快に渡っていき、これは釣れないなと早々に諦めムードです。

こうなると自然が作る芸術を見ている方が楽しくなり、川虫を探したり、面白い氷を集めたり…。

ところで、この流域はダムからの放水が不定期にそれでいて断続的にあり、数時間で水位が大きく変動します。生態系にどういう影響があるのか、河床の低下が起きており川岸も崩れているところが多いのです。シルトで足を取られる箇所も多く水生昆虫は少ないのかもしれません。
ダムが出来たことで豊かになることがあり、壊れていくものもあり。難しい問題ですね。
かなやま湖が無かった頃の南富良野はどんな景色が拡がっていたのか、イトウやアメマスの生態はどう変わったのか。きっと今より数倍も水量があって、深い淵を大きな魚が泳いでいたんだろうと思います。

魚は釣れませんでしたが、ちゃんとモモンガには会えましたよ!
それにまた新規の巣穴の出待ち、立派ないっぽんヤチダモの2.5mの高さ。新雪についた痕跡から、ここに居ることは確実でしたが明るいうちに出るかが問題でした。真っ暗を覚悟してましたが思ったより早く、17:34頃の出巣で撮影もできました。先に出た2匹が巣穴の裏の枝に揃い、回り込んで観察しているうちに次の2匹が出ていた様子。
面白いのが4匹とも見事にバラバラに東西南北に飛んでいき、それぞれの場所で食事をしているみたいです。ケンカでもしてるのかな。

こうなると朝も楽しみで、どういう感じで巣穴に戻るのか気になります。回りに木が無い場所なので、滑空の撮影にも向いていてシーズン終盤にまた面白いモモンガを見ることができそうですね。

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