
あらゆる、さえずりに溢れる森に眩しいほどの新緑。イトウも元気だけどマダニも元気…!
凍てつく冬の川を見てきた地元民としては、氷が割れてゴーゴーと雪解け水が流れる川も良いものです。今は濁りも取れて良い感じの水量。この季節に川沿いの道を白波が立つ流れを横目に運転していると、荒瀬を登る魚たちが目に浮かぶようで、嬉しくなります。いけいけ!どんどんノボレー!
今年もイトウたちの産卵遡上が始まりました。6/15までは釣っていいのは湖に残るイトウだけ!
保護するには産卵する個体を守ることが重要です、ご協力をお願いします。魚が居て、自然があっての釣りです。釣りをする前に少しだけ、考えてみてください。令和7年度 イトウの保護区・保護期間

南富良野町より委託を受けて保護巡視員として見回りをしています。重点箇所を巡り、駐車してある車の記録、釣り人への声掛けなどなど。
今の所、野生動物に出会うことの方が多くてありがたい。
ウグイスも鳴き、フキノトウもあちこちに。

湖では保護区を除くエリアでのイトウ釣りが楽しい季節。
イトウの個体数は産卵に行っちゃう分は減ってしまいますが、有り余るパワー?は凄まじく、ボートの底に潜られると水中にティップが突き刺さるほど。手に伝わるイトウの生命感に病みつきになっちゃうのが良くわかる。やっぱり02Xにしといて正解と思うはず。
水量は日に日に増えて、ポイントも少しずつ変わります。岸からキャスティングする回遊待ちではなく、ボートであちこち移動して岸寄りしているイトウを狙うのがメインです。
馬の背、駆け上がり、ヨシ原、砂利、カバー…変化がある場所と実績を踏まえてキャストし続けるのみ。足元までチェイスするやつ、ガボン!と躊躇なく食いつくやつ、ぼーっとしているやつ、いろんなイトウがいます。





ダム湖を含めて、この流域の自然は本当に豊かだなぁと感じます。今シーズンはフライロッドとカメラと双眼鏡を常に持ち、動物と魚に遊んでもらっています。春のエゾユキウサギ、エゾモモンガ、エゾヤマセミ、シマエナガにクマゲラ、この辺りが今の陸のテーマ。水辺はイトウ、そしてアメマス。もう少ししたらでっかいニジマス。あそこの主は元気かな?今年こそ!
間も無くセミが鳴き始めますよ!待ちに待ったドライフライの季節です・・・!