百舌鳥と雨鱒

この雨鱒、すごいやつでした。
一向に水面に出ること無く、ゆらゆらと川底に張り付いて近づいては走り回り、その持久力たるや「もういいよ…」とこっちが呆れるほど。心の中でこっそり”天国”と呼んでいるプールのヤナギの下で、水泳選手が無駄なく静かに息継ぎをするかのようにライズしていたこの魚。ネットに入れたとき、その完璧な姿に畏怖の念を抱くほどでした。

まったく手付かずで今にもヒグマが出てきそうな深い森にこんな素晴らしい雨鱒が生きている。はっきり言って渓流の雨鱒のフィールドで日本のトップだと思います。

冬に張り込んでいたモモンガの巣穴を久しぶりに見に行ってみました。
巣材が飛び出し、マルハナバチが再利用している様子でした。キツツキが空けた樹洞は賃貸物件のように季節によって住民が変わるようです。自然の循環は複雑なパズルみたいに繋がっているんだなぁとしばらく観察。

今シーズンのネイチャーガイドは有り難いことに秋から仕事が入りそうで、少しずつ川だけでなく森も気にかけるように。夏鳥や樹木についても勉強が続きます。

最近、日暮れまで鳴いていることが多いお隣さんのモズ。見た目の可愛さとは裏腹にややイカツイ鳴き声で、春蝉と並んで耳に残ります。そろそろ繁殖も終わるはずだけど、縄張りの主張が強いこと!どこに巣をかけたのか、なかなか見つかりません。グリーンシーズンの鳥見って苦手。。

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