野鳥を探す、見る、聞く、撮る

AM5:00、今日はちょっと冷えて-9℃、雪も増えた様子。それでも例年より暖かくてイマイチ、冬って感じが弱いみたい。
今日からスノーシューが必要なので車に積み込み、薄っすらと明るくなってきた空を見て焦り気味に出発。

モモンガの痕跡を見つけると、なんとなく自分の中で3段階に分けています。
①ちょっと怪しい
②怪しい
③すごーく怪しい

①は潔く忘れることにして、②は頭に置いておき事あるごとに寄り道して経過観察、もしくはトレイルカメラを設置してチェック。③は朝か夕方まず待ってみることにしてます。
きっと夏の間に使っていたんだろうなという雰囲気の巣穴は無数にあり①と②に分類してますが、③となると中々無いのです。ひたすら歩けば誰でも簡単に見つけることはできますが、やってみると相当時間と手間が掛かることに気がつくと思います。苦労して見つけた巣穴でモモンガが出るのか出ないのか、待つ時はいつもガイドひとり。

今日は②が複数あった場所、カラマツの食痕からなんとなくルートを予想して全体を見渡せる位置で待ち伏せ。一匹でも滑空してくるモモンガが居ないかなぁとダメ元で見ていました、がやっぱり空振り。薄暗い中、飛ぶモモンガを見つけるのはかなりの難易度。ちょっとやり方を変えたほうがいいか…。

しかし!冬の森の楽しみはモモンガだけではありません。巣穴がひとつも見付からなくても、必ず何かに出会うものです。
ぎゅっぎゅと雪を踏みしめる音と自分が吐く息、風が吹いてエゾマツやヒバから飛ぶ粉雪、木が擦れる不気味な音。そんないろいろな音の中に野鳥のさえずりが聞こえてきます。

クマゲラ、アカゲラ、コゲラ。キクイタダキ、キバシリ、ゴジュウカラ、シジュウカラ、シマエナガと1時間の森歩きでこれだけの種類の野鳥の声を聞いたり、観察することができました。双眼鏡とカメラがあれば、時間の許す限り眺めていたいところですが、気がつくと夕方のモモンガタイムです。

最初の一匹が15:50くらいに出てくれたのですが、RAWで連写しているとカメラのデータ容量がいっぱいに。しかもバッテリーも切れてしまい、予備があったのですがバタバタしそうだったので双眼鏡で観察だけして終了となりました。

さて、次のすごーく怪しい巣穴はどこだ?!

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