隙間を見つけてはフィールドリサーチを続けているが、氷が溶けて湖が開き、川でライズの噂、コハクチョウが編隊を組んで飛び、夏鳥の姿を見かけるようになり…身体があと二つあればと思う。見ておきたいものが多すぎる。
馴染みの公園には今日もキレンジャク。くっきりとしたメイクの表情から淡いグラデーションがトサカに向かって薄くなり、繊細な色合いになって消えていく…写真に撮って始めてじっくり見ることができ、綺麗だな〜と改めて思う。
さて、エゾモモンガ。観察を続けている営巣木こそ少なくはなったが、継続して追いかけている。解散した巣穴、新しく見つけた巣穴、これも複数あるため朝、昼、夕と可能な限り行きたいが空振りも頻繁にあり。この日は久しぶりに30分間、早朝のモモンガタイムを楽しめた。
まだ暗いうちから出たり入ったり、右に左にあちこち飛び回るモモンガたちはスピード感もありなかなかうまく撮影できない。東向き、3mの巣穴で観察にはもってこいだが…。4匹の巣穴でモモンガ祭りは近い。気温の低さもあり十勝から1〜2週遅れての発情だろうか。他の巣穴でも同じような動きになってきた。
真っ暗な森の帰り、遠くでフクロウの鳴き声を聞いた。知らないことだらけだ。