深まるクマゲラの魅力

家の近くの針葉樹の森にクマゲラを発見してから、その魅力にハマりつつあります。
日本に分布するキツツキ科のうち最大種で国の天然記念物に指定されている。英名はBlack woodpecker
英名の通り、カラスのように黒い羽毛で覆われていて頭頂部は赤。
ぎょろっとした目玉、おもちゃのようなフォルムと動きと意表を付くような鳴き声。

今までは手持ちのレンズでは遠すぎて撮ることが出来ず、双眼鏡で観察だけを続けていましたが、600mm(M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO)のレンズをやっと手に入れたので、これからクマゲラの生態をお届けできるかもしれません。
今のところ、これまで見た場所にもう一度行ってみるという方法でしか再会できてませんが、ねぐらを探し特定できれば夕暮れ戻ってきたところや早朝出かけるところを捉えられると考えています。ただひとつ重大な問題があり…モモンガの時間と被ることです。
自分としてはモモンガに負けないくらいクマゲラも観察対象として非常に愉快で、楽しいのですが…。そのあたりの魅力もこれから撮影して伝えることができれば、クマゲラ狙いのガイド依頼が来てくれるかも??ですね。

モモンガの巣穴探しで森を歩いていると色々な発見がありますが、クマゲラの食痕や巣穴も良く見かけます。アカゲラやオオアカゲラ、コゲラと比べ盛大に散らかしていくので分かり易く、木を突く音も大きく、ドラミングのみでも大体聞き分けることができます。
他の多くの動物と同様に、4〜6月に繁殖期を迎えて営巣します。“ねぐら”と子育て用の”巣穴”はサイズが異なるようで主に2〜3個の卵&雛を育てるため、“巣穴”のほうが一回り大きいと言われていて形はやや縦長、モモンガの巣穴とはだいぶ様子が違います。

冬の日中に森を歩くので、見つけた樹洞にクマゲラが入っていたことはありませんが、子育てに良さそうだなとか、ねぐらにぴったりという穴はちらほら見かけます。そこが実際に使われているのかどうかは見分け方がまだ分からず、夕方戻ってくるのを待ってみるということまではしていないのですが。
モモンガのシーズンが終わって、釣りのシーズンまで少し時間があるので4月に追いかけてみるのも楽しそうです。

撮影対象としても、絶妙に距離を取られるので難しく面白いです。飛翔シーンや木を突付いて飛び散る木片と、ねぐらからの顔出しなんかをまずは狙ってみたいなぁと考えています。

それにしても今日は冷える…寒い寒い北海道の冬、まだまだこれからのようです!

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