エゾフクロウに再会

最近の春のような気温のおかげで雪解けが進み木々に付いたモモンガの痕跡が目立つようになってきている。時速40キロで走らせていても道路際の痕跡を判別出来るくらいなので効率は良い。
十勝でのガイドを終えて、設置したトレイルカメラを回収してデータのチェック。やっぱり何も写っていない。

痕跡はこんな感じでなかなかのもの。
糞の様子だと3〜4匹?新しい食痕から昨夜も1匹は来ていたことが分かる。ぐるっと一周して上と下と見渡すが、それらしい樹洞は無く、天気も良いしスノーシューを履いて少し歩き回ってみるかと考えながら、いつものように双眼鏡を覗き見える範囲のチェックをしていて…びっくり。

別のエリアなので前に見たフクロウとは恐らく違うけど、また偶然。今年は例年居るはずのポイントに不在のことが多いようでそれだけに嬉しい出会い。二羽のカラスが上空を旋回するのを首を伸ばして警戒して、このあと樹洞の中に潜り込むようにして隠れてしまった。

一度車に戻り時間を空けてからまた見に行くと、暖かい日差しを受けて気持ちよさそうに眠っている。

1時間ほど、カメラを向けてのんびりと観察。少しずつ日差しが動くのに合わせて、ちょこちょこと足踏みをして身体の向きを変える。若いハンノキにもたれ掛かって過ごすエゾフクロウとの静かな時間。ときどき溶けた雪が枝からバサッと落ちる音がしてカラスとシマエナガの鳴き声。
このフクロウはどこから来たのか、この冬はこのままココに住み着くのか、どうなのかな〜と考えていたら足先が冷えてきて、雲が出始めて肌寒くなったので退散。

まだ1月下旬なのに、冬が終わってしまうと焦るほどの暖かさが続いています。
週末にはまた少し冷えるようですが、春の気配を感じた日の出来事でした。黙っていても進む季節、新しい春に向けて動物たちもそわそわするのでしょうか??そろそろフライ巻いておくかな。

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