エゾモモンガの冬、まだちょっと賑やかな森。

去年の冬に追いかけていたモモンガの巣穴の再確認を少しずつ進めています。
記憶を頼りに痕跡が濃かった場所をひとつずつ。
この時期はまだ雪が浅く、スノーシューも不要なのでイチバン歩きやすいかもしれません。先日の雨で地面が出ている場所もありフッキソウが覗いていました。
雪は天然の断熱材になるので、もっと降ってしまえば動物たちも冬眠できるでしょう。もちろんヒグマもまだ起きているはずなので、熊スプレーは必需品。砂糖を多めにした熱いミルクティーを水筒に入れてあちこち歩き回ります。

朝と夕方はお気に入りの巣穴でモモンガをチェック。
この巣穴、他と違って形状が特別。穴が少し奥にあり、手前が広いのでモモンガたちが固まることがあるのです。
夕方、巣穴から出たモモンガは目を慣らすため、しばらくその場でジッとしていることが多く、これがシャッターチャンス。一匹でもモフモフなのが3匹、4匹…固まってくれたら。
北東向きなので日没はやや逆光、シャッタースピードをいかに稼ぐかが重要ですが、モモンガたちは白いので巣穴に向けたカメラの設定はやや暗めでもいいかもしれません。彼らが出てくれば露出が適正になることが多いです。本当は朝が良いのだけど、モモンガまんじゅうは夕方だけのスペシャル。

殘念ながら今のところ、まだ2匹。巣穴には4匹いるのですが、1匹目がいつも入口でつっかえる。
モモンガもジッと、僕もジッと見つめ合うのですが、なかなかお尻を横にズラしてくれません。我慢できなくなったセカンドモモンガがお尻をかき分けて出てくるのですが、それでも動かない1匹目。
この状態がまたしばらく続き、来るか3匹目…!というと時に弾き出されるように1匹目は駆け上がってしまいます。
写真で見ると前脚で必死に踏ん張っているのが分かって可愛いですね。

左上にもう少しスペースがあるんだけど、うまくいかないなぁ。
奇跡のフォーメーションを求めて、まだまだ通うことになりそうです。


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