エゾモモンガ観察ガイド0.5days

ガイドが上手くいくかどうかは、自分がどれだけ楽しめているかに尽きます。
野生動物相手は下見が8割、普段のリサーチがそのまま自分の遊びになって、遊んだ分だけガイド当日の実りが大きいです。
あそこなら、何かいるかも?と車を走らせて写真に撮ったり観察したり、この巣穴どうなんだ?とガイドが無い日もモモンガの様子を見に行く。仕事が先か、遊びが先か、段々分からなくなるけど…やっぱり自分が楽しくなくちゃあやっていけない。

なので南富良野から少し離れた十勝のフィールドでモモンガのガイドをするとき、必ず数日のリサーチを入れるのはもちろんお客さんのためではあるけど、ほとんど自分のお楽しみでもある。狩勝峠を抜けて十勝平野に入ると青空が拡がり、雪を敷いた畑と無数に点在する防風林。平野部のモモンガは山間部のモモンガより、のんびりしているように見えてそれもまた良いですね。

気温が上がり雪解けで餌が取りやすくなったからか、キタキツネをよく見かけました。人間が近づいたので奥のパートナーが必死に呼びますが、手前のキツネはこちらに興味津々。しばらくしてからやっと合流して林の中に消えていきました。

今回のガイドは午後の半日のみ。糠平湖でタウシュベツツアーに参加したゲストを迎えに行き、オオタカ、ミヤマカケス、ホオジロガモ、キクイタダキなど野鳥を観察してから夕暮れのモモンガへ。
モモンガは寒さを凌ぐためにひとつの巣穴で集団生活をしていますが、暖かくなる2月下旬頃から分散する傾向があります。この日も日中はプラス気温、いつもの巣穴から分家へ移動していた3匹をメインに出てくるのを待ちました。
待っている時間にシマエナガが近づき、カメラを向けたくなるのを我慢して出てきたのは16:40頃。すぐ側の本家からも2匹モモンガが顔を出し、あっちへこっちへと人間も忙しく追いかけ、暗くなるまで楽しむことができました。

Mさん、Tさん、生き方もお喋りもパワフルでガイドの自分が元気を沢山もらいました!ありがとうございます。
みんなで撮った記念写真、ぜひ送ってくださいね!次の旅行は南アフリカ?北海道?生き物好きの息子さんも一緒に釣りもしちゃいましょ〜(笑)

こちらは翌日の早朝に撮影したモモンガ。迫りくるゴジュウカラを気にする様子もなく、固まっています。
もっと近づけ〜と念じながらもツーショットはこれが限界。きれいな朝焼けを見て癒やされて、終了となりました。

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