寒の底

朝、カーテンを開けると粉雪が真横に飛ばされるほど風が強く吹いていた。

南富良野はこの2、3日よく冷えていて気温がかなり低い。今朝は−18℃、明日も−20℃近い予報。朱鞠内では−32℃で北海道は今季一番の冷え込みとなった。

ふたつめの巣穴を見つけてから別の場所の調査に時間をとられ、いつもの巣穴は1週間近く見に行けていない。なんとか風が収まったので、穏やかになった夕方出掛けてみる。

とはいえ大寒を過ぎ、森の中の環境も変わりつつある。巣穴に向かう途中、普段見かけないめずらしい野鳥を見た。少し距離があり急いでシャッターを切ったので不鮮明だけど、恐らくヤマゲラだと思われる。

さらにすぐそばの木で真新しいモモンガの糞を発見。風が収まったのが昼過ぎ、それまでに付いた痕跡はすべて埋もれているはずなので、それ以降に残したものだろう。これで日中の行動が確認できた。まだまだ寒いがしっかりと季節は進んでいる。

目的の巣穴は朝の風で半分雪に埋もれていた。

今朝、強風の中モモンガたちは出ただろうか、新しい糞は飛ばされたのか殆ど見ることができない。

日没はPM5:01。

PM4:30を過ぎてもまだ明るく、いつの間にか陽が長くなったと感じる。

しかし結局じわじわと暗くなっていく。PM5:40頃まで粘ったがモモンガは出てこず、まったくの静寂だった。夜の中に溶け込んだ真っ黒の巣穴を見つめながら、しばらく彼らの行く末を想像した。何かに警戒してまだその中にうずくまっているのか、空洞なのか。諦めきれず、明日の朝にもう一度チェックすると決めてからその場を後にした。

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