樹液のつらら、あっちこっち。

春が近づき気温が上がるとイタヤカエデやオニグルミ、シラカバなどが樹液を出し始めます。
まだまだ雪の多い当地ですが、芽吹きに向けて木々は力強く水分を吸い上げているようです。凍りついて乾燥しきり生命感も無かった森が、今では日中になるとぽたぽた溶けた雪が滴り、みずみずしく見えます。
久しぶりに土の匂いを嗅いで、居ても立ってもいられなくなり近所の川へ友人と…竿を出しに行きました。分かっていたけど川はまだまだ冬、30分ですぐに辞めて帰宅。それでも水の音、虫の気配、糸を結ぶことに満足感。
もうちょっと冬に遊んでもらう事にします。

どうしてこんな面白い事に気が付かなかったのか、樹液のつらら。これを好むシマエナガが滴る天然のシロップを舐めにきます。小さくて儚い姿は本当に綺麗でかわいらしく、みんなが夢中になるのがよくわかります。とにかく素早くて撮影が難しく、なかなか思うように撮れないけどそれもまた良い。
暖かくなって樹液が出て、つららが気になって、飛び回るシマエナガを眺めて季節を感じることができる。またひとつ一生の楽しみを頂いたようです。

つららを見つけたら、シマエナガを探してジッと待ちます。待つことはモモンガで慣れているし、何より暖かいので気持ち良いくらい。彼らは定期的に回ってくるので失敗しても気長に…。

調べてみると樹液は木の高い位置ほど甘いらしく、今度は自分の分を採りにいこうかと考え中です。
煮詰めてメープルシロップに。芽吹きの季節限定の味わい、どんな感じか気になりますね。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です