冬の始まりを予感させる強めの霜が降りた、10月末。
オーストラリアからのゲストのご夫婦は二人合わせてover160?
世界中の鳥を見ている筋金入りのバードウォッチャーでパワフル。
iPadには今まで見た鳥が細かくリスト化されていて、その量がすごくて驚きました。自分の拙い英語にも優しく答えてくれて、Marg sanの可愛い日本語とPaul sanのジョーク。
仲良しの夫婦がゆったりと鳥を見て楽しむ姿勢は、自然観察の素晴らしさを思い出させてくれました。
今まで見た鳥の種類は800種類を超えるお二人、今まで日本に何度も来ているけど、クマゲラをまだ見たことがないとのことでリクエストはクマゲラがメイン。ガイド日までに色んな場所を歩き、空のねぐらをいくつか見つけたあと使用中の一つのねぐらを見つけることができました。
ただ時間帯がモモンガと被ってしまうので、クマゲラかモモンガかの二択に・・・。
二人に相談するとモモンガはすでに見たことがあるので、クマゲラに行こう!となり、覚悟を決めて勝負の1日。
1度だけのリサーチだったので、ドキドキしながらの待機となりました。
日中はカワアイサやヤマセミ、アカゲラやそのほか小鳥を見つけ、すべて英名で説明します。
英名が分からない時は二人に教えてもらい、一緒に図鑑を眺め知識のアップデート。まだまだ勉強が足りません・・・。
他にもゲストの歩幅を考えたり、年齢に合わせた行き先やペース。疲れさせないように、配慮しつつマンネリしないように1日の流れと演出。そんな大事なことも考え直すことができた、ガイドとなりました。
静かなポールのボロボロになったスワロフスキーは彼の真剣さを、松ぼっくりやツリバナの実を拾い「美しいデザインねぇ」と言えるのはマーグの感性を感じさせてくれて、ガイドの自分が受け取ることがたくさん。
夕暮れになり、クマゲラを待つ前に枯葉の積もる静かな森でお茶にすることに。
陽のあたる場所でマーグは水彩画を描くのを横目に、ポールとマグカップを両手に色んなことを話しました。
15:00頃からねぐら前で待ち、シマエナガの群れが通り過ぎ、痺れを切らしたポールがあと5分で帰ろうと言ったその瞬間に、東の方角からやや低空で飛んできた雄のクマゲラ。ハッと息をのみ、アメイジング!と言うポールと握手。
時計を見ると15:45頃でずいぶん待たせてくれたな〜と思いましたが、クマゲラの表情でオールオッケー。
驚きと喜びを持って双眼鏡を覗いたり写真を撮る二人を見て、ほっとするのと同時に自分にもじわじわとそれが伝わり、夕焼けのマジックアワーで幸せなひととき。
Marg&Paul san.
Thank you for the wonderful time.
there were too many cranes…😁
i look forward to seeing you again someday. i hope you are well.
I want to go see Bee eater someday!!