ティペットの確認と後悔

以前チェックした川とは別区間を今日はリサーチ。

気になる場所に車を止め藪を漕いでいると、雌のアカゲラがきょんきょん!と激しく鳴いて付きまとってきた。立ち止まるとつかず離れずで休むことなく鳴いている。まるでこちらを威嚇するような鳴き声で、気がつくと少し離れたところで雄も鳴き始めた。きっと近くで子育てをしているんだろうけど、巣穴を見つけることができない。とにかく必死に鳴くので思わずごめんごめんと謝り退散。

その後、別のポイントで大きな虹鱒がついているのを見つけたのでセミを流すと・・・ごぽん!と低い音を響かせたが針がかりせず。針に触ってもいないけど一回きりだった。太陽の力は凄まじく、みるみるうちに体力が奪われノックダウン。

道の駅で休憩してから午後のリサーチを続けたが、ほとんど空振りに終わった。

イブニングは虹鱒のヌシを狙いに。ポイントには3人も先行者がいたが落ち込みに張り付き餌釣りをしている様子。移動する感じでもなく声をかけて入っても良いかとは思ったが、距離が近いので待つことにした。

気温も風も心地よく、車のドアを開けて後部座席でお昼寝。うとうとしていると遠くで歓声があがり3人組も釣れたみたい。ヤナギが揺れてカワガラスの鳴き声があっちからこっちへ。新緑の北海道、最高の季節だった。

PM5:30、まだ明るいがのんびりと準備して静かに川辺に立つ。水量は減り、流れはさらにフラットで難易度が上がっている。時折小魚のライズはあるがヌシとその取り巻きは静かだった。

水面にはユスリカがわらわらと飛び、ガガンボ、トビケラなども。陽は落ちてきたがまだセミが鳴いていて、迷わずフライもセミを結んだ。オフショルダーで追い風、ティペットは5Xで12〜3ft。一度低い草にフライを引っ掛けてしまいモタモタしたが、良いところにフライが流れ・・・静かにフッキング。暴れまわる虹鱒のずっしりした重量感に手応えを感じ慎重にやり取りをしていると、沈んだ木へ猛烈にダッシュされラインが切れてしまった。

草に引っ掛けた時にティペットの少しの毛羽立ちに気がついていたのに、面倒だからと交換しなかったことを激しく後悔。釣れなかったことよりも、針を付けたままの虹鱒が気になる。

フックは自然と外れてくれただろうか・・・もやもやしたまま一日が終わった。

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