待ったなしの6月が矢のように過ぎていき、初夏を迎えた北海道、南富良野町。
だんだん濃くなる緑とまだまだ冷たい川の水。最高に気持ち良い季節です。
前半戦、たくさんの方とご一緒させていただき、素晴らしい日もあり…厳しい日も…あったかな?
私のホームリバーは連日の釣り人によるプレッシャーもあり簡単には釣れないようになってきました。
道内の多くのフライマンに愛される、富良野のメガネ屋『タカラヤ』のご主人、Y田さん。
北海道中のフライショップなどで受注会をしていて、釣り人目線のサングラスに関するアドバイスも含めて、確かな技術で自分に合った一級品を作ってもらえます。私のタレックスもタカラヤさんで作成、快適なかけ心地で早くも二本目を検討中です。
地元の自然を守り、地域を盛り上げるため色々な活動をされている先輩がいるのは、すごく心強いもので励みになります。
午前中だけの厳しい時間帯でしたが、さすがのキャストでロッドが曲がりました。久しぶりのアメマスとのことでしたが、このいっぴき、綺麗な魚でした。
ぐっと気温が上がったからか、家に帰って畑を見ると、とうきびが育っていて驚き。放置気味だったので雑草を引っこ抜き、鹿よけの柵を付ける手前までやり時間切れ。もう少し土を入れて全面使えるようにして、来年は種からやりたいなぁ。
おがったワラビはガイドのお土産、あると取りたくなるけどアク抜きする時間が無い。今度はもうちょっと準備してまとめて処理すること!
日頃のリサーチがばっちりハマり、特に大満足して頂けたのは東京からのゲスト、S司さん。
午前中はアメマスのライズを探し、風が強くて少し難しいコンディションのなかスっぽ抜けも何度かありつつ…。
このライズ…!どこか分かりますか??撮影も難しい。
多くの釣り人がポイントを前にするとライズを待つことができません。自分が入った3分前に他の釣り人が立っていたかもしれないのに、です。ある程度やる気のある魚が居れば人が歩いても30分もあれば魚は戻り、少しずつライズをするはず。
ライズから得られるヒントには計り知れないものがあります。まずは立ち止まってゆっくり観察することが重要です。
魚はすぐ側にいますと言っていた通り、ガバッとフライに喰いついた瞬間2〜3匹のアメマスがブワッと走るのが見えて、それにも驚き。ロングキャストせず、ドリフトできる距離を足で稼ぐことがやはり基本ということも再確認。
フライ先行!が合言葉。
午後からはクルージングするニジマスをサイトで。
2人でしばらく観察して、周遊コースを頭に入れ、ライズフォームからフライの選択。じわじわ近づき素晴らしいキャストで見事仕留めていただきました。ぴかぴかで文句なしに美しいニジマス。
この魚はラッキーとゲストの技術と、さらにガイドとの息が合わないと絶対に取れない魚だったので、本当に嬉しかった…ありがとうございました。
一歩ずつ!ですね。