根雪になるかな?

今朝、南富良野にもまとまった雪が降りました。
日の出AM6:34、気温-7℃、風3m、AM5:30頃は少し風があったけど森の中は静かです。
前日見つけた糞を頼りに何か見られるかもと思い待機。根雪前の新規開拓はとても難しくて非効率ですが、事前にハンノキやハルニレ、マツの木をチェックしておき餌場の予測をして、シルエットで探し双眼鏡で滑空方向を確認。そうして少しずつ巣穴に近づき特定する方法しかありません。

そもそも痕跡を見つけることが困難ですが、見つけることができれば色々と解ることもあります。
食べているものによって糞の硬さが決まり、夏は柔らかく冬は硬いだったり。糞の色も黒っぽい色から茶、黄色などに変化することなど。

これは10月に見つけた恐らくモモンガのもの。まだ焦茶に近く、形もややいびつです。
写真を撮り忘れましたが昨日見つけたものは黄土色、べちゃっとしていましたが、これは数日降った雨のせいかと思われ、そういったことでも時間の経過を予測することができます。

今回はモモンガのシルエットも滑空する姿も見ることができませんでした。彼らは静かに移動するので見つからないときは全く気配すら感じません。耳をすませて、注意深く見回していましたが…きっと背後で移動していたのでしょう。
それでもフィールドへ出ると感じることがあり気付きがあるから、それが面白くて、しかもときどき思わぬ発見があったりするものです。当たり前ですが自然はこっちの都合で動いてくれません。こういうことを地道に真剣にやっているとそれが痛いほど良くわかります。大雪があり、吹雪があり、猛暑があり、それも自然。でもやっぱり電車が1分遅れて謝罪する世の中よりこちらが居心地が良い。

なんでも本気でやると面白いものですね。

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